研究の概要
腸と腸内環境
近年、研究者は霊芝のと腸内細菌の関係に注目し始めています。こうした多糖は腸に届くと腸内細菌に利用されるため、になりうると考えられています。浙江中医薬大学の研究チームはマウスの実験で、霊芝の水溶性多糖が腸内細菌のバランスの回復を助け、の産生を増やし、大腸の炎症と大腸腫瘍の発生を抑えることを見いだしました。研究者は、この多糖が大腸がんの予防・治療研究に役立つプレバイオティクスとして期待できると考えています。
この分野の研究は今のところ動物実験が中心で、ヒトでの研究はこれからです。
このトピックには 1 件の研究・報告があり、それぞれ原典を確認できます。
このページの用語解説(4)
- 多糖
- 糖がつながってできた大きな分子で、霊芝の主な活性成分の一つ。免疫調節の研究と深い関わりがあります。
- プレバイオティクス
- 人の体では消化できないが、腸内の善玉菌が利用でき、その増殖を助けるもの。「プロバイオティクス」(生きた善玉菌)とは別のものです。
- 短鎖脂肪酸
- 腸内細菌が多糖や食物繊維を分解するときに作る酪酸や酢酸などの小さな分子。腸のバリア機能の維持や免疫の調節に重要な役割を果たします。
- 胞子粉
- 成熟した霊芝から放出されるごく小さな胞子。霊芝の「種」のようなものです。