研究の概要
睡眠
霊芝は伝統的に、心を落ち着かせ眠りを助けるものとして使われてきました。現代の研究では、複数の動物実験で睡眠を助ける作用が観察されています。霊芝子実体のを与えたラットは総睡眠時間が延び、霊芝の抽出物を与えたマウスは寝つきが早く、長く眠りました。研究者は、この作用に腸内細菌が関係している可能性を見いだしています。ヒトでは、(不眠はよくある症状の一つ)の患者が霊芝多糖の抽出物をとって症状が改善しました。不眠の人に絞ったヒト試験は、今後の霊芝研究で取り組む価値のある方向です。
このトピックには 4 件の研究・報告があり、それぞれ原典を確認できます。
このページの用語解説(8)
- 抽出物
- 水やアルコールで霊芝の成分を取り出し、濃縮したもの。抽出方法によって得られる成分は異なります。
- 菌糸体
- 木や培地の中で育つ白い糸状の部分。霊芝の「根」のようなものです。
- 神経衰弱
- 疲れやすさ、不眠、いらいら、集中力の低下などを主な症状とする症状群。
- プラセボ
- 見た目も味も試験品と同じで、有効成分を含まない比較用の品。本物の試験品と比べるために使います。
- ランダム化
- くじ引きのような方法で霊芝をとる人ととらない人を決めること。2つのグループができるだけ似るようにし、公平に比較できるようにします。
- 二重盲検
- 参加者も研究者も、誰が霊芝をとり、誰が比較用の品をとっているかを知らない方法。結果がより客観的になります。
- 子実体
- ふだん目にする霊芝そのもの、つまり地上に出てくる「きのこ」の部分。
- 胞子粉
- 成熟した霊芝から放出されるごく小さな胞子。霊芝の「種」のようなものです。