よくある質問
霊芝胞子粉のトリテルペン含有量は、一部のメーカーがうたうほど本当に高いのか?
多くの胞子粉製品はの含有量を数パーセントと表示しており、胞子オイルでは20〜30%とうたうものまであります。こうした数字は、ふつう広く使われているによるものです。上海市農業科学院食用菌研究所の研究によると、この方法では胞子粉に大量に含まれる油脂(脂肪酸)やステロールまで「トリテルペン」として数えてしまい、実際の含有量よりはるかに高い値が出ます。
個々の成分を一つずつ識別できるで測り直すと、胞子粉中の13種類のトリテルペンの合計は1gあたり約14〜100マイクログラム、つまり約0.001〜0.01%にすぎず、胞子オイルは1gあたり50マイクログラム未満でした。比較として、同じチームが液体クロマトグラフィーで測ったところ、霊芝子実体の水抽出物に含まれる10種類のガノデリン酸は2.52〜6.83%でした。研究者は、分光光度法は霊芝の子実体、菌糸体、胞子およびその製品のトリテルペン含有量の測定には適さないと結論づけています。
たとえるなら、分光光度法はクラスの女子の人数を「赤い服を着ている人の数」で数えるようなものです。赤い服の男子まで数えてしまうので、胞子粉のように「赤い服の男子」が特に多い試料では数字が大きく出ます。逆に青い服の女子は数えもれるので、子実体のトリテルペンは低めに出ることもあります。液体クロマトグラフィーは名簿で一人ずつ出席をとるように、本物のガノデリン酸だけを数えるので、結果が正確です。
製品に表示されたトリテルペン含有量を見るときは、どの方法で測ったのか、表示が「トリテルペン」なのか「トリテルペンおよびステロール」なのか、の2点に注意しましょう。
このトピックには 5 件の研究・報告があり、それぞれ原典を確認できます。
このページの用語解説(3)
- トリテルペン
- 霊芝に含まれる苦味のある成分のグループで、主に子実体に含まれます。霊芝の主な活性成分の一つです。
- 分光光度法
- 試料に発色試薬を加え、反応して色が変わるものはすべて数に入れる方法。色が濃いほど「トリテルペン」が多いと読み取られます。たとえるなら、クラスの女子の人数を「赤い服を着ている人の数」で数えるようなもので、赤い服の男子まで数えてしまい、青い服の女子は数えもれてしまいます。
- 液体クロマトグラフィー(HPLC)
- まず試料中の成分を一つずつ分け、それぞれが決まった時間に「登場」したところで、既知の標準品と一つずつ照合して量を測る方法。名簿で出席をとるように、実際にいる人だけを数えるので、取り違えも数えもれもありません。